腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーとは

腫瘍マーカーとはがんが体内に存在するときに、がんに特異的なタンパクや遺伝子が生体内に生産されて血液中などに存在しこれを測定することによって、がん細胞の存在を診断し、治療経過、再発(転移)の観察の判定に応用されます。
口腔がんでは優れた腫瘍マーカーはなく、腫瘍マーカーだけで確定診断ができるものはありません。
そこで、経過観察には画像診断などの検査と併用して診断しています。

 

口腔癌で主に測定されるのは、
・SCC抗原……1.5ng/ml以下
・CA19-9……37U/ml以下

などです。

腫瘍マーカーQアンドA

腫瘍マーカーQ&A

 

口腔癌、特に舌癌や口底癌の切除後の欠損に再建手術が行われた場合、しばしば舌の可動性が制限されて摂食嚥下機能が障害されます。
このような場合、術後の状態を予測して術前から摂食嚥下訓練を行っておくと、訓練を行わない場合に比較して、患者が機能訓練を理解しやすく、摂食嚥下機能の低下を防ぐことができます。

《解説》

手術療法の進歩によって拡大手術が可能となり、進行口腔癌でも長期に生存が可能となってきています。しかし、進行癌の場合、術後の機能障害のため経口摂食が困難となり、社会復帰が遅れる場合も少なくありません。
近年、口腔癌切除患者に対する口腔機能リハビリテーションが導入されるようになり、その有効性が報告されてきています。

腫瘍マーカーQアンドA

 

口腔癌に対する再建手術を行う患者に術前・術後に口腔ケアを積極的に行うことにより、術後合併症や術後感染症の発症を減少させ、経口摂取までの所要日数が短縮する可能性があります。

《解説》

口腔癌の手術は口腔内常在菌が存在するため、術野が細菌に曝露されるという状況下での手術となるのが特徴です。
術後創感染や肺炎に対して、手術術式の工夫や合併症の有無、腫瘍病変部の細菌学的検索や抗菌薬の選択などの検討は行われてきましたが、術後感染を著明に減少させることはできませんでした。

近年、高齢者の気道感染に対する口腔ケアの効果が報告されています。口腔癌における再建は、口腔内細菌の存在する状態での手術となるため、術前・術後の口腔ケアを行い、術後早期から口腔内の衛生状態を良くすることにより全身的および局所的感染症の発生が予防され、経口摂取までの所要日数を短縮することができます。

腫瘍マーカーQアンドA

 

口腔癌の治療において、言語、摂食嚥下などの機能障害やQOLはその程度によって、個別に判断し、介入していく必要があります。
機能障害は複数が重複して発症しているため、その客観的評価は難しく、それぞれの評価を行いながら治療に反映していくことが重要です。

《解説》

手術療法の進歩によって拡大手術が可能となった反面、機能障害が後遺している場合も少なくありません。進行口腔癌でも長期生存が可能となってきた現在、治療後の機能障害を含めてQOL評価を行い、リハビリテーションに役立てることが必要になってきました。
口腔癌治療後の障害は、言語、摂食嚥下などにとどまらず精神的、社会的観点からも評価することが望まれており、それに対応した評価スケールも報告されています。

腫瘍マーカーQアンドA

 

舌口底部の腫瘍切除後で、残存舌の容量が減少した場合や舌の可動性が大きく障害された場合には、舌接触床を用いて舌を口蓋に接触させることで、言語障害や接触嚥下機能の回復が期待できます。

《解説》

舌口底部の腫瘍切除後に残存舌の容量が減少したり、欠損の再建を行った後に舌の可動性が制限された場合には、舌が口蓋(上顎の内側)に接触しないために生じる機能障害があります。
このような場合、舌と口蓋のあいだに生じる空隙を埋める装置を用いたリハビリテーションを行うことが有効であるとの報告があります。
このような装置の効果は年齢や社会復帰への意欲、コミュニケーションの必要度などにより影響を受けるとされています。

腫瘍マーカーQアンドA

 

セカンド・オピニオンを受ける場合は、主治医の紹介状と検査データを持参するのが原則です。主治医に隠れて、不正確な情報だけでセカンド・オピニオンを受けると、かえって混乱を招くことにもなりかねません。
セカンド・オピニオンもかなり定着してきたので、データなどを貸さないという病院は少なくなっているはずです。
インターネットなどでセカンドオピニオン外来などを行っている施設でなくても、原則、どのような施設であっても、セカンドオピニオンを聞くことができます。

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